堤防での釣り、釣り座に選ぶならこんな所を!!

堤防釣り

堤防や漁港に釣行の際、どのような釣りポイントを選ぶのか?
非常に迷うポイント選びですが、漁港や堤防には一体どのような場所があるのでしょうか?
ポイント選びに迷った場合に参考になればと少し記してみたいと思います。

ポイント選択の基本的な考え方(餌釣を前提とします。)

  1. 魚に取って餌となる、餌がある場所で補食してます。
  2. その魚が身を隠せる場所に身を隠しながら、通りがかった餌を食べる

おおよそこんな感じだと思ってください。さてそんな場所が堤防や漁港にはいくつか存在します。
すべてがある漁港もあれば、一つや二つぐらいしかない場所ももちろんあります。

いくつかを紹介していきたいと思います。

障害物、人口物などの構造物のあるポイント

漁港周辺にある構造物の周辺を狙ってみて、波消しブロックや、ポール、石積みなど、こういった場所には魚の餌となる、エビ、カニ、フナ虫、コケ等の餌があったり、魚そのものが居着いていたりといった具合に、魚が住み着くにはいい環境の揃った優良物件なのです。
こういった場所はウキ下を調整できるウキ釣りなんかで狙うとよいでしょう。

まわりと違う変化のある場所を探す(堤防部分の)

堤防も人工的に設置してあることには変わりありません。人工的に設置しているので当然まわりと変化する場所が、存在します。
ほとんどの人が思いつく変化の有名ポイントは

堤防の先端部分。

堤防の一番端って込み合ってるイメージではありませんか?
大体の先端部分には灯台が設置してあったり、、、漁船の出入り口となっている部分で潮の流れはいい場所になります、また漁港の内側を狙ったり、外海を狙ったりとすることができるので、風を背風に、いい方向で釣りをすることができるのも利点です。
どこに向けても釣りができるのでどんな釣り方仕掛けでも、釣りをすることができる、例えるなら駅前の超優良物件(ただし、先端付近は、激戦区です)。

堤防の角ができている部分

堤防の幅が途中から変わっていたりと、途中に角となる部分もポイントとなる場所です。
海水の流れが変化する場所でもあり、餌となるものが溜まりやすかったりといった変化に富んだ場所です。どちらかに影ができたりと魚が身を隠したりすることのできる場所です。

また、堤防がくの字に折れ曲がっている場所も同様にいい場所になります。駅近物件といった感じでしょうか?

堤防のつなぎ目部分

堤防は一定の長さで繋ぎ合わせて設置されている堤防がほとんどで、堤防と堤防のつなぎ目部分には上の部分にはほとんど隙間がありませんが下に行けばまあまあな大きさの隙間が存在している堤防もそこそこあります。
この隙間に魚が身を隠していることもあったり、外海と内海がつながっていて海水が通っている場合があったりと、これも他と違って変化のある場所で、こういった部分もポイントとなります。格安物件といった具合でしょうか?

堤防の際、付近(スリットや堤防の基礎部分)

堤防の基礎となる部分には天然の岩盤になってる場所や、石積みなど様々ではありますが、堤防際から数メートル先までつながっています。堤防そのものがスリットになっている場合もあり堤防際もポイントです。
基礎となる部分は、大抵の堤防の場合は台形のような形にある部部で沈み込んで行く様に深さが変化していきます。こういう深さが変化する場所もポイントとなります。
案外堤防の際で釣れたと言う話もかなりの確率で耳にするものです。意外と堤防の際って釣れてますよ。

漁港ならではの魚の荷揚げ場付近

漁港には魚の荷揚げをしている場所があり、そんな場所は、魚がこぼれたり落ちたりといった具合に餌場となっている場合があります。まあこんな場所は大概、立ち入り禁止などの処置をしている漁港が多いですが、ないことは無いです。(ただし漁師の邪魔になる時間帯などは控えましょう)

荷揚げの時だけは船が止まっているが、仕事が終わった時間からは、船も来ないし停泊もして無いなど、かなり稀ではありますが、こういう場所もあります。

 

漁船の影(船、または台船の影)

漁港つながりで、漁船(船)の影になる部分も魚の隠れ家としては絶好のポイントであったりします。(主に日中のポイントになることが多いが、)停泊している期間が長いほど魚が居着いてる率は大きくなりますが、停泊してる船のロープなどにひっかけないように、ある程度仕掛けをコントロールすることができないと、こういう場所は大変難しいポイントといえるかもしれません。

船揚げ場

漁港には船の手入れをするために、スロープ状になっている場所があります。
船を下ろしたり、あげたりできるようになってあり、レールのようなものを設置している場所もあります。このような部分も永遠とつながっているわけではなく、どこかで途切れているのすが、この途切れた部分や、海中に浸かったレールとレールの谷間部分に餌が溜まる様でこういう場所も狙ってみてはいかかでしょうか?
こういう部分はフィッシュイーターが小魚を追い詰める、追い込み場所となります。ルアーなどの釣りで範囲を探る釣り方が適していると思われます。

 

流れ込み(排水口)

排水口などの流れ込みのある場所、漁港には水産加工場が隣接している場合があり、こういった部分から流れてくる排水には、水産加工時に流れ出たものや、温度といった変化がある場所になります。

夏場には冷水が、冬には温水(まわりに比べると少しだけ温かかったり、冷たかったり)が流れこんでいたりと、魚にとってはエアコンのような存在になる排水口があります。

また、排水口にも大きさがまちまちで、中に魚が入れるようになっていたり、水面より高い位置にあり、滝のように流れ落ちたりと様々な排水口があります。

 

桟橋橋脚付近

海に突き出た桟橋部分の橋脚(釣り公園等)は、その形状はいろいろですが、橋脚に貝などの付着物もあるので、そういったエサとなるものもありますし、影といった明暗になる部分もあり魚が身を隠したり、待ち構えたり、流れの中、橋脚が盾となり流れが緩やかになって魚が一時休憩をしていたりと、そういった状況で魚が居る可能性の多い場所です。
また、足元から水深があったり、深さを必要とする魚を狙える場所でもあります。

 

今回ご紹介した場所は釣り座選びの際のごく一例で、必ずしもあなたの釣り方にあっている選び方ではありませんが、ここ書ききれていない選び方というものも存在します。
ご自身の釣り方にあった釣り座選びというものを、釣行回数が増えていけば確立してくると考えます。
どうぞ、いっさいに釣りに出かけてみてください。くれぐれも安全釣行には気を付けてくださいますようお願いいたします。

 

実際の釣行には天候や風、気温や潮周りなどの影響を受けますので、天候次第ではここはだめな場所となる場合もあるということを、ご了承ください。

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