救命具として釣り人の命を守り、収納力と利便性で釣り人をサポートするアイテムライフジャケット!!磯釣りには必需品ですが、堤防波止釣りにおいても本来は身に着けるべきアイテムですが、あなたはただの道具入れとしか思ってないのではないでしょうか?
ライフジャケットとは?
釣り師にとってもはやユニフォームと言っても過言ではないくらい必要不可欠なアイテムで、ライフジャケットと聞いて連想するのがフェリーや渡船で借りられる独特の赤オレンジのあれを想像する方は多いと思います。釣り用のライフジャケットは、
落水時に体を浮かせる浮力材のジャケットにポケットがついて仕掛けや道具が収納できるようになってあり、ピンオンリールが取り付けられるようになり、ハサミなどが装着できるようになった事で、釣りに欠かせないアイテムでもあります。
各メーカーから、様々な機能のついたライフジャケットが販売されているが、時代とともになくなってゆく機能もあり、以前のライフジャケットにはあったが現在はなくなったものもある。
最近は利便性が良くなったので、救命具としての認識が薄くなって道具入れになってしまっている人もたまに見かける。
ライフジャケットの本来の目的
命を救うこと!を忘れないでください。
ライフジャケットをせっかく持ってきているのに道具入れのように、堤防、波止、磯に置きっぱなしにしてしまってはいませんか?
ライフジャケットは身に着けていてこそ本来の目的を果たすことができるのです。(不意な事故はいつ起こるかわかりません)
落水時に命を守る命綱である。
海という大自然を相手にする釣り!自然を相手にするため、常に危険とは隣り合わせであると言うことを再認識しましょう。「自分は大丈夫」といった慢心や、間違ったライフジャケットの着用で悲しい事故にならないように正しい装着をしましょう。
ライフジャケットを身に着けずに衣服のまま泳ぐのはまあ無理でしょう。落水したときに平常心を保てる事は無いに等しいでしょう。
堤防、波止のほうが磯よりも危険!!
普段釣りをするのが波止や堤防なんで、ライフジャケットなんて必要ない!って思ってる人がホント多いのは悲しいことです。
考えてみてください、堤防や波止は人工的に作られた、コンクリートの塊で普段見る側からではなくて海側から海面からの視点で見てみてください、切り立ったコンクリートの壁、壁、壁、どこまで行っても、つかめるような場所はなく、まして足をかけるようなところは無いのですよ!
プールの時を思い浮かべてみてください。プールサイドにあがるとき、手すりのついた梯子を上りませんでしたか? 水面からたった数センチですよ、しかも足がつく場所で!海は当然足なんてつかないですよね?しかも手で持てる場所なんてないんですよ。
落水時の「命綱」であるライフジャケット未装着は自殺行為に等しいのだと認識してライフジャケットの装着を心掛けましょう。
フィールドで選ぶ・ライフジャケット!
ライフジャケットの浮力材には、発砲プラスチックなどの物を使う浮力材タイプと
内臓のガスで膨らませる膨張タイプの2種類に大きく分けることができます。
それぞれにメリット、デメリットがありどちらを選ぶのかは、行き先のフィールドに合ったものを選択すればよいでしょう。
浮力材タイプのメリット・デメリット
メリット
- 浮力材その物が水に浮きますので、複数回使用することができる。
- 最大の特徴の収納ポケットがある。
- 冬場であれば防寒の役目も若干ある。
- 落水、転倒じにその厚みでクッションの役目を果たす。
デメリット
- 浮力材に厚みがあるのでかさばる、場所をとる
- 夏場には、暑苦しく蒸れる
ガス膨張式のメリット・デメリット
メリット
- 身動きがとりやすくコンパクトに持ち運べる。
- 圧迫が少ないので夏場は蒸れにくく軽い
デメリット
- 一度膨らましてしまえばガスの交換が必要になる
- ある意味浮き輪のようなものなので傷や擦れには弱い。
- 定期的メンテナンスを行う必要がある作動させて確認するのでガスの交換が必要になる。
磯釣りに最適なものはどれ?
磯釣りに選ぶのならやはり浮力材タイプでしょう。ゴツゴツした岩場ではクッション性が転落のショックを和らげて衝撃から身を保護できるからです。
磯釣りにはいかない波止・堤防つりに使用するのなら、膨張式でもよいとおもいます。
ジャケットの買い替えの時期は?
ライフジャケットの浮力材は永遠に持つのか?
ライフジャケットは使用していくうちに浮力材内部の気泡が壊れて行き使用してゆくうちに浮力が低下して行きますので、(使用頻度によって)3年程度を目安にしてください。3年たったライフジャケットが浮かないわけではありませんがジャケットその物の繊維が経年劣化していることも考えられます。
浮力材がジャケットから飛び出したり、明らかな損傷をしている場合は3年を待たずに買い替えたほうが良いでしょう。
価格が高ければより水に浮くのか?
国土交通省が定めるライフジャケットの安全基準というものがあります。法令によって小型船舶に搭載が義務づけられている救命胴衣の規則があり、
誤った方法で着用されないように作られたものであること。
浮力 7.5kg以上(体重 40kg未満の小児用は浮力 5kg 以上、体重 15kg未満の小児用は浮力 4.0kg以上)
非常に見やすい色のものであること
顔面を水面上に支持できるものであること
笛がひもで取り付けられていること
その基準のすべてを満たしている製品のみが国土交通省認定品となりますが、釣り人が使うライフジャッケットは小型船舶用ではありませんので、その基準をクリヤーしていなくても問題がないが、浮力に限っていえば、同等の浮力を持っており価格によって浮力が変わる事は無い。
ライフジャケットには浮力表示のタグが付いてあるので購入する前にそのタグを確認するとよいでしょう。
安いのでもいいので1つ用意しましょうよ。
ライフジャケットのサイズについて
基本的なサイズは各メーカーによって販売されているライフジャケットはLサイズまたはXLサイズが大半を占めるでしょう。
中には、Fフリーサイズといったものも存在します。実際に試着してみて、きつ過ぎない、ゴワゴワしない、サイズを選んでください。
子供用・女性用といったものも最近では店頭に並んでいる店舗も増えてきました。
店頭に置いていないがメーカーからは出ているものもありますので大きめの釣具店で問い合わせてみるとよいでしょう。
万が一、落水した場合はどうする?
パニックにならない事
突然の事であわててしまい、海面で暴れると、ライフジャケットを着ていても沈み気味になります。
水を飲んでしまうこともあります。水中では夏場でも体温を奪われ体力を消耗するので冷静になることが重要。
一時的に離れる
すぐに戻ろうとすると、磯が近いと波に流され磯に叩きつけられる可能性がありますので、少し離れるようにしましょう。 仲間や、ほかの釣り人がいる場合は助けを待ちますが、一人の場合は救命ホイッスルを吹くなどして近くにいる人に知らせてください。
周りに誰もいない場合
誰もいない場合は、打ち付ける波が弱く這い上がれそうな場所を自力で見つけるしかありません。
そういった場所がない場合は近くに船が来るのを待つしかありません。
そういったことにならない様に2人以上で釣行することを心がけましょう。
ネームを入れてみたい!?
釣り場であった、釣りクラブの人たちや、メーカーのテスターさんの背中に入っているネームってかっこいいですよね。釣り人なら自分のライフジャケットにも、、、っと思った事はあるはず?
業者に頼めば個人でもネームを入れれます。
ライフジャケットにネームをプリントするのか?刺しゅうで縫い付けるのかを決めます。
刺しゅうの場合はプリントに比べると値段が張り、時間もかかりますが、一度縫い付けてしまえばライフジャケットが破れない限り消えることはありません。
プリントの場合は刺しゅうに比べると安価で時間もかからないですが、時間がたつと剥がれてしまうことがあります。
価格は店によっても違いますので、一度連絡をして見積もりを取ってもらうといいでしょう。
仲間内でオリジナルのネームを
釣り仲間で、オリジナルのネームを入れてみてはどうでしょうか?いつも以上に団結力も深まる?
かもしれませんね。
ライフジャケットがカッコいい!!
と、言われるような時が来れば、装着率ももっと上がると思います。そんなときが来れば未装着が場違いと思うような魚釣り場になればいいと願ってます。
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