堤防や波止(防波堤)は釣りのために作られたわけではない!!
堤防、関西では波止のほうがなじみが深いかもしれませんが、海釣り公園や一部の施設を除く波止は本来釣りのために作られたわけではなく、本来の目的は外洋から打ち寄せる波を防ぐ目的で設置された構造物である。
釣りで使用している護岸とは防波堤と呼ぶのが正しいのかもしれませんが、釣り人からは堤防や波止と呼んだほうが話がとうりやすいので、波止と呼ばせてもらいます。それらの波止を釣り人は利用させて頂いているんだということを改めて考えてもらえればいいなと思います。
特に釣り禁止になっている波止に侵入する行為は絶対に止めてくださいね。今回は釣りに関係のある波止について、書いてみたいと思います。
漁港にある波止と沖にある一文字波止について
漁港などにある、陸地から突き出している波止は半島提と陸地から離れている島提があります。釣りでは、沖にあるので沖の防波堤や沖波止と総称されて呼ばれています。また形状によって一文字などと呼ばれています。当然歩いては渡れませんので、釣り客を沖の波止まで運んでくれる渡船業者を利用することになります。
一方漁港の波止などは歩いて行けるところがほとんどで、漁港の夜釣が禁止されていたり、そもそも釣り自体が禁止であったりと注意が必要です。
波止は人工物で、誰かが設置または建造したものですよね?いきなりポンと出来上がったわけではないですよね?
陸続きの堤防は何となく想像できるが、沖の堤防ってどうやって作ったのか?それらがわかれば釣りに利用できるのではないだろうか?と思って調べてみた。
沖の堤防の構造!?
ケーソンを海に浮かべて沖まで運んでそれぞれを沈めるってことのようです。
海の中に土台を作ってその上にケーソンを沈めてコンクリートの蓋をしているってことなんですね。てっきり大きいコンクリートの塊を置いて行ってると思ってました。
沖の堤防の釣りでかけあがりがある部分は堤防の土台部分ってことなんですね?あと、ケーソンのつなぎ目を狙うといいのも構造上その部分に隙間があるってことですね。
構造を知れば魚の居場所が想像できる?何らかの変化を探す。
波止の構造を知れば、魚の居場所が想像できるかもしれません。普段釣りに出掛ける波止釣りで、サビキ釣りの場合はそれほど深く考えないでしょうが、水深(棚)を重視して釣る仕掛け(浮き)を使用して釣りを行う場合水深を測って釣りをすると思いますが、ウキ下を合わせたはずなのに根掛かりした!なんて経験も土台の構造を見れば納得できるのではないでしょうか?
形状がわかれば水面からでは分からない水中の土台やかけあがりがあると分かればそこが他と違う変化する地形の場所となり、魚が隠れやすいや、餌が溜まりやすいなど地形の利点を見つけられるきっかけになればいいですね? また、ケーソンのつなぎ目も魚が入り込めるスペースがあったり、1つのポイントでもあります。つなぎ目も変化もないような堤防では壁際を障害物と見立てて際を狙うという手もあります。
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