堤防や漁港の釣り禁止エリアが拡大する4つの理由?

釣れないのには訳がある。

毎度釣りに行くたびに見かけるようになった、釣り禁止の立札や文字ですが、釣りの際に利用させていただいてる、漁港や堤防が現在進行形で増加傾向にありとても残念な思いをしております。
では何故釣り禁止場所が増加して行くのか?大きく分けて4つの理由ではないかと言われています。

釣り禁止の4大理由

堤防等の安全問題
釣り人のマナー問題
漁師と釣り人のトラブル
地域住民からの苦情
が主な原因だといわれています。本来堤防や漁港での釣りのそのほとんどは、容認、黙認のうえで利用させていただいている場所がほとんどで、上記のような事柄で即釣り禁止となってしまいますので皆さん気を付けましょう。

堤防の安全上の理由による立ち入り禁止

第一に堤防は釣りを目的として作ってあるわけではないので、当然危険な堤防もあります。滑りやすかったり、崩れかけていたり、穴が開いていたり、足場がほぼなかったりします。
そういった場所は事前に立ち入り禁止であったり釣り禁止であったりするのですが、釣り人の中にはその禁忌を破り進入して釣りを行う人がいます、1人が破ると後に続くものも現れ、多数進入するようになり怪我や事故が起こり、事故が起きると管理責任を問われたりしますので、周辺一帯が釣り禁止となってしまいます。
ここは一部釣り禁止ですという釣り場所がありますが、そういった場所はやはり守らなければ、全面釣り禁止になる日は近くなり自業自得です。釣り人全員が守ることが出来ればいいのですが恐らく不可能に近いでしょう。

ゆえに堤防の閉鎖釣り禁止としてしまう方が早いと判断され立ち入り禁止となります。

あとソーラス条約などによって埠頭全域が立ち入り禁止となる(なった)場所がありますがこれらの場所は立ち入り禁止の中でも罰則が重いですので立ち入れません、ボートなどで近づくことも禁止です。(陸からも海からもダメです。)

自然災害により一時的に立ち入り禁止になる場所もありますが、それらを無視して進入すると復旧が遅れたり、そのまま全面禁止になる可能性もありますので、そういった指示は守るようにしましょうね。

釣り人のマナー問題

釣り人のマナー問題として一番に上がってくるのはやはりゴミ問題と言われますが、ごみ問題以上に深刻なのは騒音問題ともいわれています。漁港の付近の集落、住宅は漁師やその関係者が生活している場所であり、その場所の一部を釣り場所として使わせていただいているということを理解してください。

釣り人と、漁師(その関係者)では生活リズムやパターンが違います、皆さんがこれくらいの時間ならば大丈夫だろうと出している音や声、車のエンジン音などで安眠を妨害しているかもしれないということを分かってください。一人一人はたった一日でもそれが毎夜毎夜に別な人が出す音を想像してください。とても眠れないでしょう。
海までは結構離れていても本当に静かな地域ではかなり先まで音が聞こえます。人が歩く足音でさえも響いて聞こえるのです。
こういう場所や地域では夜釣りが禁止されている場所がありますので守ってくださいますようにお願いします。守られない場合は全面禁止となる場合があります。もちろんほかの理由で夜釣りが禁止となっている場所もあります。

ゴミ問題や糞尿、悪臭問題は、特に多くの釣り人が訪れる場所や行楽シーズンの釣り餌の袋や仕掛けの放置されたゴミによる悪臭問題でこれらのゴミも地域の釣具店であったり周辺住民の方々であったり、地域の釣り愛好家の有志の方々によって清掃、片付け処分されているのが現状です。それらの方々には頭の下がる思いです。
ここ十数年で堤防釣り人(海)は増加しているように思います。ゴミはもちろんですが、釣りの際の外道をそのまま堤防の上に放置する行為はやめてください。最近結構見かけるようになりました。これらは時間とともに腐敗し悪臭を放ちます、放置せずに海にリリースしてあげてください。

ごみは原則持ち帰り、各自での処分をするか、できるだけ持ち込まなないようにお願いします。ここ最近は、サビキ釣りの餌のパックやチューブのゴミをよく見かけます。手を汚さずに餌かごに注入出来たり便利な反面ゴミが増加しているように思います。

漁師、漁協関係者とのトラブル

漁港で釣りをさせていただいていた場所の一つが最近釣り禁止となりとても残念でさみしい思いをしております。漁港にはたくさんの関係者が出入りをしています(釣り人も含めて)ので、全部が釣り人のせいではありませんが、何らかの事件や事故や盗難といったことが起こると真っ先に疑われるのは関係者以外つまり釣り人?かもしれない部外者ということになってしまいます。

船体に傷をつけられた
漁具が壊された
係留ロープに釣り針が
勝手に船に乗っていた(仕掛けを回収)
漁に使う漁具が盗難された
(漁師の)バイクや自転車が海に落とされた
等などが、実際に釣り禁止になった要因であったりします。黄色の枠で囲ったトラブルについて確かに釣り人の可能性が高い要因でもありますし否定は出来ない事柄でほぼ釣り人の責任でもあると思います。
しかし、赤枠の要因は正直わかりませんし、すべてを釣り人のせいにも出来ない事ですが、部外者の立ち入り禁止(釣り人を含む)となって行き、釣り禁止の漁港が増えて行くのです。
8割くらいは我々釣り人の責任で自業自得ということかもしれませんね。
一度釣り禁止となってしまえばその規制が解除されることはほぼないと思います。

地域住民からの苦情

最後に地域住民からの苦情ですが、これらの苦情のほとんどは車の駐車の仕方における問題があります、釣りの際の駐車場が整備されている釣り場所は良いのですが、問題はそう言った駐車スペースが確保されていない場所での車の止め方で地域の方が困ってると言ったことが起きています。

そういった道路は地域の生活路であったり、一見広いスペースが開いているように見える場所でも実際は市場の搬入のトラックが入ってくるので広くスペースがとってあるような場所もあり、そのような場所に車を停めてしまうと、荷物の出し入れに大変苦労されています。
そういった事が頻繁に起こるようになるとやはり釣りを禁止して来ないように対策をすることになりますよね?
一見スペースが多くあるように見える場所の場合は周りにそういった建物や施設(市場)などないかよく確認したうえで、地域の方とのトラブルにならないようよろしくお願いします。

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